2009年8月 4日
日本とコレゴヌス
オームリ(Coregonus migratorius)などのコレゴヌス属、一般的にホワイトフィッシュと呼ばれる、は日本には分布していない。戦前には食糧増産を目的に北米及びソビエト連邦から近縁種であるホワイトフィッシュ(Coregonus lavaretus)、レイクホワイトフィッシュ(Coregonusu clupeaformis)などの卵が導入されたことがあったが、しかしこの時はこれらの定着が見られなかった。その後1969年から1983年にオームリを含むコレゴヌス属5種が主に寒い地方で導入を試みられたがオームリは量産に至らなかった。
いくつかの地方ではその他のコレゴヌス属の養殖に成功して、現地の湖沼に放たれた。そのうち長野県では、ペレッド(Coregonus peled)マレーナ(Coregonus lavaretus maraena )という種に流通名シナノユキマスと名づけ、特産としている。またその他にも北海道、秋田、山形、福島、愛媛でも普及がはかられている。
オームリの主食となるものは動物性プランクトンや小魚であり、湖の沖合の表層で捕食するが、まれに湖底の小生物を捕食する。 成魚の標準的な大きさは36cmから38cm、重さ600gから800gで、これまでに最大のものは56cm、2.5kgのものが確認されている。 北部に行くにつれて個体が小さくなる傾向がある。
比較的長命の魚種で性成熟するまでに5年から15年ほどかかると考えられる。10月中旬頃、オームリは産卵のためにバイカル湖に流れ込む川を遡上する。それらの河の上流で8000個から3万個の卵を生み、再びバイカル湖に戻ってくる。
本種の起源については北極海からエニセイ川とアンガラ川を遡上してバイカル湖に達したとする説と、かつて海であったころ、付近にいた魚がバイカル湖に閉じ込められ、淡水化したとする説がある。本種は氷河期から氷河期末期にかけて発生したと仮定されている。バイカル湖において大きな進化を経て、遡上する川や生息水域により特有の亜種と呼べるまでの変遷を遂げたものもある。これらの種の生殖隔離について議論が行われている。
水産資源としての利用
高い需要と比較的多量な生息数のため、バイカル湖周辺の人々にとり、オームリは重要な食糧資源の一つである。ロシア全土にわたり美味、珍味として知られており、輸出用として経済的にも重要である。
1940年には年間漁獲高6万トンから8万トンに達しピークを迎えたが、乱獲による減少のために1969年に漁獲停止となり、その後1974年に厳しい漁獲制限規制を伴い再開された後は幾分生息数が戻っている。
オームリの燻製はバイカル湖周辺で広く売られていて、シベリア鉄道で旅をする多くの旅行者にとっては大きな楽しみの一つである。現地では塩味にされたものが好まれる傾向にある。
シベリアでは一般的なストロガニナと呼ばれるサラダは、繊細に切られた生のまま凍らせたオームリが、胡椒、塩とタマネギをそえて供される。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
シベリアでは一般的に食べられるようです。
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